先日、「当教会の目指していること」として、3つの項目をホームページに掲載いたしました。
昨年、当教会では教会長の世代交代という大きな変化がありました。また、現在天理教全体としては教祖140年祭という大きな年祭に向かって信仰の歩みを進めようという機運が高まっています。
「歩みを進める」には、向かう目的地が必要です。そこで、大きな旬を迎えたこの時期に、あらためて当教会としての目的地を言葉にすることで、年祭までと限らず、皆さまに安心して共に歩いていただけるのではないかと思い、検討し、掲載させていただきました。
まず最初の項目は、天理教の教会としての存在意義です。
■「世界一れつたすけたい」との親神様の思いを胸に、世界の全ての人々の陽気ぐらしを目指す
「世界の全ての人」と言っても、飛行機に乗ってボランティアに行くことを目指すという意味ではありません。
まずは自分、そして自分の大切な人や、自分が声をかけられる範囲の苦しんでいる方。そうした自身の周囲からの小さな変化が世界へ届く一歩になると信じていますし、どんなに小さな一歩でもその先は世界につながっているという思いを常に持ちたいと思っています。
次は、当教会として特に大切にしたいことです。
■「生きた教えで、人生をもっと活き活きと」
天理教の教えは、教会で手を合わせている瞬間だけではなく、普段の生活の中に活かすことが大切な教えです。
日々の生活の中に教えが活きることで、それがその人から自然とこぼれる良い「にをい」のように周囲を満たし、様々な巡り合わせ、神様が引き合わせて下さる良い仕合わせ(幸せ)へとつながってゆくと信じています。
当教会としては教えを身近に感じ、活かせるような取り組みを通して、ひとりひとりの人生がもっと活き活きとすることを目指します。
最後は、未来へとつながる姿です。
■「陽気ぐらしは、いつもの日常から」
教会で育んだ心と教えを元に、それぞれが社会で生き生きと活動する。そうした姿が生きた手直しとなって、周囲に教えに沿った生き方や神様に手を合わせる心が自然と伝わり、ひとりひとりの日常から、広く人々の陽気ぐらしへとつながってゆく。
上記のような目標は、これまで東世の信者さん方が大切にして受け継いで来られた東世の文化のようなものです。
私たちの血の中に自然と流れているものではありますが、世代を経るごとに薄まってしまっている部分もあるのではないかと思うのです。
そこでこの度、あらためて私なりに言葉にして教会の目標として掲げさせていただきました。
いつもの日常の中での陽気ぐらし、そしてそれが次の世代、さらには世界へとつながっているというワクワクするような未来を目指して、これからも天理教の教会として歩みを進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
東世分教会長 岡庭正浩
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